令和5年地域福祉講座「見守りの本質を考える」を開催しました!
見守りの本質を考える ~これからの地域支えあいにむけて~
皆さん、最近ご近所さんと挨拶を交わされましたか?同居家族以外の誰かと会話を交わされましたか?
昔は当たり前だった日常の一コマが現代では少なくなっています。時代の変化、そしてコロナ感染により外出の自粛や人が集まることへの規制が起こったことで、孤独・孤立の問題がさらに加速しています。
そんな今だからこそ、私たちは「見守り」が大切だと考え、今年度はご近所福祉クリエーターの酒井保先生をお招きし講演していただきました。
10月29日・12月10日の2日間で延べ131名の方にご参加いただきました。
第2回では、地域で見守りに関する活動をされている3名の方からの実践報告も。具体的には、ラジオ体操の活動が自然と見守りに発展している事例、学区福祉委員の様々な活動、企業の商品を活用した見守り事例です。先生から、住民活動と企業の連携による見守りの可能性についての示唆もいただきました。
先生は講義の中で社会との「つながり」、人との「つながり」がとても大切であると話されていました。「つながり」が日常の中にある大切さは、WHOが示す健康の定義の中にもうたわれています。「つながり」は日々の日常を彩り、健康を増進します。そして「つながる」ことによって、あの人最近元気がないな・・・といった気づきを生み、それが「見守り」につながることを改めて学びました。
また、人はいつか見守られる側・支えられる側になります。そうなった時に、我々自身が「助けて!」と発信していけるように変化していく必要性があることにも気づきました。
参加された皆さまからは「今後の地域活動に活かしたい」「新しい支援の視点に気づくことができた」といった声が聞かれました。私たちとしても、今回の学びを生かし、新たなつながりを生み出すことにもチャレンジしていきたいと思います。
参加された皆さま、ありがとうございました。
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